やっぱ適当がいちばんですねぇ…
Don't Forget To Remember
検見川 しまじろう検見川 駐車場夜景
子どものころ、学校からの帰り道などでよくこんなことを考えた。いま、ぼくはこの川のほとりを歩いていて、泳いでいる魚なんかを見ているけど、たとえば、向こうに見える青い屋根の家の前を通り過ぎるとき、いま、ぼくが目にしている川のこととか、魚のこととかをおぼえているだろうか?そんなことを考えていたこともちゃんとおぼえているだろうか?青い屋根の家の前を通り過ぎたとき、おぼえていたような気もするし、べつのことに気をとられて、まるで忘れてしまっていたような気もする。ただ、そうしたことをよく考えたという記憶だけはいまもはっきりとおぼえていて、だがそのことを人に話したことはないし、記憶のなかにだけ残っていて、ときどき思いだす。

彼が亡くなったことを知ったのは昨年の秋だったと記憶している。亡くなってから半年以上も経っていた。検見川浜の駐車場で共通の知人から聞いたのだ。彼と顔見知りになってから十年近くになると思う。目が合えばあいさつし、互いにセイルサイズを聞いたり、海上ですれ違ったりするときはアイコンタクトして、あたまをコクンとさげあったりした。あるときライディングを褒めてくれたときがあって、それがとても嬉しかった。とくべつに親しいわけでもないのに、すごいプレゼントだと思った。ウインドサーフィンが大好きなことは道具をみればわかった。いつも新しいセイル、新しいボード、クルマもぴかぴかのハイエースで、いつも同じ場所にとめていた。

たぶんわたしより年下だったと思う。だからよけいに亡くなったということが信じられなかった。最近見かけないのは仕事が忙しくなったからだろう、などと思っていた。亡くなったと知って、彼の仲間だった人に実家の連絡先を聞いた。せめてお焼香したいと思ったからだった。実家に電話してそのことを告げたのだけれど、ご両親は心労でかなりまいっている様子だった。もう少し気持ちが落ち着いてから、と、そう言われた。ご両親によけいな負担をかけてしまうのではないか、それに彼のプライベートなことに足を踏み入れるような気がして、それからはそのままにしている。

いつかお焼香できればいいし、それより彼のことを忘れないようにしようと思う。彼の歩きかただとか、話しぶりだとか、プレーニングしている姿だとか、海ですれちがったときのはにかんだような表情だとか。たまに彼も一緒に走っているような気がするときがあって、そのときはぼんやりと暖かな気持ちになる。故人のことをこんなふうに軽々に書いてはいけないと思うけれど、ちゃんと記憶にとどまるように、忘れないように、いつまでもおぼえているように。

画像は9月5日の検見川浜。日中は雷雨。夕刻近くになって日差しがでて風が吹きはじめ、プレーニングの魔術師haggy氏と日暮れまで乗ったのだ。浜で子ども向け教材のマスコット、しまじろうくんたちの動画を撮影していたので思わずパチリ。
In a silent way comments(2) trackbacks(0)
Comment








こんばんは。
写真、なにかの撮影ですか???。
今週末は台風ですね。月曜日、ケミは南東スペ?期待です。
from. 千葉ひで | 2013/09/14 23:12 |
おはようございます。
月曜は台風直撃っぽいですね…。
ともかく様子を見ます。

p.s.
なにかの撮影でしまじろう君たちが集結していて、
可愛かったので思わずパチリしちゃいました。
from. チフユ | 2013/09/15 09:20 |
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